iPhone 8に機種変更する時に、気をつけておくべきのポイント

2007年に初代iPhoneが登場してから10周年となる今年発表されたのが「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」「iPhone X」。

これまでの法則に従えば「iPhone 7s」シリーズとして登場するはずだった今年のiPhoneですが、実際には大幅な進化を示す“s”の付かないiPhone 8」シリーズとして登場。

数年ぶりとなる大幅なデザイン変更に加え、性能アップ、ワイヤレス充電など新機能も搭載。大幅な進化と革新的な新機能を詰め込み、次の10年にチャレンジする「iPhone X」に対してこれまでの10年をまとめあげた「iPhone 8」シリーズを選ぶ人も多いでしょう。

この記事ではiPhone 8iPhone 8 Plusへの機種変更・買い換え時に気をつけたいポイントを10個紹介します。

割れやすいガラスボディを採用、修理費用に注意

2012年の「iPhone 5」以降、長年アルミボディが採用されていましたが、iPhone 8iPhone 8 Plusではフレームは金属のままガラスパネルに変更されています。

iPhone史上最高と評価されることが多い「iPhone 4」のデザインに回帰した形でデザイン性はもちろん、質感もグレードアップしていますが気になるのはガラスの耐久性です。iPhone 4iPhone 4sでは本体を落として画面だけでなく背面を割っている人も多くいました。

iPhone 8iPhone 8 Plusに採用されるガラスはスマートフォンの中で最も耐久性のあるガラスを採用。Appleは“50%深い強化層を持つ”と表現しています。

それでもガラスは割れてしまうもの。割れた時の修理費用を調べたところ画面の損傷はiPhone 8が17,800円、iPhone 8 Plusが19,800円となっています。

しかし、Appleに問い合わせたところ背面のガラスが割れた場合は「画面の損傷」に該当せず「その他の損傷」に該当するため、さらに高額な修理費用が必要になります(以下の表参照)

これまで何度もiPhoneを落としてきた経験のある人は必ず「AppleCare+」に加入しましょう。加入時に料金が発生しますが背面ガラス割れを1回修理した場合、1万円以上も安くなります。なお、AppleCare+に加入できるのはiPhoneの購入日から30日以内となっているので機種変更の時に忘れず加入しましょう。

イヤホン端子が廃止、ワイヤレスイヤホンは必須?

iPhone 7シリーズでイヤホン端子が廃止されましたが、iPhone 8iPhone 8 Plusにもイヤホン端子はありません。

スピーカー以外で音楽を聴くにはパッケージに同梱される「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」を使うことでLightning端子で有線イヤホンで音楽を楽しむことができます。

iPhone 8iPhone 8 Plusはワイヤレス充電に対応したので充電器のある場所では音楽を聴きながら充電することも可能ですが、ワイヤレスイヤホンがあった方が便利です。

個人的にオススメしたいのはApple純正のワイヤレスイヤホン「AirPods」です。音質はiPhoneに同梱されている純正イヤホン「EarPods」と同等ですが完全ワイヤレスの世界を体験すると有線イヤホンに戻れなくなるほどの魅力があります。

ストレージ容量はたったの2種類

iPhone 7シリーズでは32GB、128GB、256GBの3種類がラインナップされていましたが、iPhone 8iPhone 8 Plusは128GBがなくなって64GBと256GBの2種類になりました。

選択に頭を抱えるのがiPhone 7シリーズで128GBを選択した人です。64GBは容量が少ないすぎる、256GBは容量が多すぎると感じる人が大半でしょう。

64GBと256GBの価格差はSIMフリー版で17,000円と決して少額ではないのでiPhoneの写真と動画をPCに移行して64GBを購入するなど工夫が必要かもしれません。

auおよびau格安SIMでは3G非対応

auが案内しているとおりiPhone 8iPhone 8 Plusを国内で利用する場合、3Gは利用できません。これはauで購入したiPhoneでもSIMフリーで購入したiPhoneでも同じ*。

*現在のiPhoneは3キャリア、SIMフリー版すべて同じモデルで対応する通信規格に違いはない。違いはSIMロックの有無のみ

旅行時など4G LTEが繋がらないエリアでは不便があるかもしれません。

ただ、auは2014年に3Gを段階的に縮小していく方針を示し、最近のAndroidスマートフォンではすでに3Gが利用できなくなっています。さらに、iPhone 6シリーズ以降、auでVoLTEをオンにすると3Gがオフになる仕様のため、既にauでVoLTEをオン(デフォルトはオン)にしていた場合、エリア面での影響はありません。

ただし、3Gが利用できなくなることに伴い、iPhone 8iPhone 8 Plusに機種変更する場合はau VoLTE専用SIMカードへの交換・変更が必須になります。

iPhoneからiPhone 8iPhone 8 Plusに機種変更する場合の手数料は3,000円、au VoLTE専用のAndroidスマートフォンから機種変更する場合は2,000円となります。

これはau格安SIMでも同じ。iPhone 8iPhone 8 Plusで利用するSIMカードをVoLTE用SIMに変更しない限りモバイルデータ通信が利用できません。

ワイヤレス充電に対応、充電器は別途購入

iPhone 8iPhone 8 Plusはガラスボディを採用したことでスムーズに充電できる「ワイヤレス充電」に対応。Lightningケーブルを探したり、iPhoneに接続することなく充電できます。

ただし、ワイヤレス充電器はパッケージに含まれていないため別途購入が必要

iPhone 8iPhone 8 Plusがサポートするワイヤレス充電は「Qi」をサポートした充電器のみ。また、iPhone 8iPhone 8 Plusは最大7.5Wの「ワイヤレス高速充電」(※年内に提供されるソフトウェア・アップデートで利用可)に対応しています。

2018年にはAppleから純正のワイヤレス充電器「AirPower」が発売されます(価格未定)。AirPowerではiPhoneに加えてAirPods(ワイヤレス充電ケースが必須)、Apple Watch Series 3の3台の同時充電が可能。Apple製品に囲まれているならば発売まで待つのもいいでしょう。

30分で最大50%の高速充電に対応、対応アクセサリは別途購入

iPhone 8iPhone 8 PlusはLightningケーブルを使った有線充電も「高速充電」に対応してパワーアップしました。高速充電を利用するとわずか30分で最大50%までiPhoneを充電できます。

ただし、こちらも付属の充電アクセサリでは利用できず「29W USB-C 電源アダプタ」と「USB-C -Lightningケーブル」が必要。

「29W USB-C 電源アダプタ」は5,200円、「USB-C -Lightningケーブル」は1mが2,800円、2mが3,800円と合計8,000円〜9,000円の大出費になります。なお、29W USB-C 電源アダプタは12インチ、MacBookに付属されているのでMacBookユーザーであれば出費を抑えることができます。

ケース選びの注意点、iPhone 7のケースはそのまま使える?

iPhone 7iPhone 7 Plusから機種変更する場合、これまで使っていたケースをiPhone 8iPhone 8 Plusでも使いたいと考える人も多いでしょう。

サイズはほとんど同じなので基本的に柔らかい素材であれば流用可能。硬いハードケースの場合は使えないことがほとんどです。

ただし、iPhone 8iPhone 8 Plusはワイヤレス充電に対応しているため、ケース背面部が厚すぎると充電できない、通常よりも充電時間が長くなることがあるので注意が必要。

ちなみに、iPhone 6sシリーズから機種変更する場合、カメラの位置、イヤホン端子の有無など変更点が多いため、ケースをそのまま使うことはできません。

Suicaの引き継ぎに注意が必要

iPhone 7シリーズでは日本版のみFeliCaを搭載していましたが、iPhone 8iPhone 8 Plusは海外版にもFeliCaが搭載されているので海外のApple Storeで購入して日本でSuicaを利用することができます。

なお、Apple PayのSuicaを利用しているiPhone 7シリーズなどからiPhone 8iPhone 8 Plusに機種変更する場合は特別な引き継ぎ手順を行う必要があるため注意が必要。旧端末での操作が必要になるので現在使っているスマートフォンを下取りに出す前に操作する必要があります。